ここからは少し実践編となります。それほど難しい用語は使わないようにしますので、どうぞお付き合い下さい。
まずパソコンを使用する上で「ファイルフォーマット」をご存じない方はそれほどいないと思いますが、念のためにお話ししておきます。ファイルフォーマットとは、データの記録方式のことで、ファイルにどのようにデータを格納しているかという決まりのことです。通常は「*.jwc」等といった拡張子(ピリオドの後に続く3文字で識別)で表されています。それらに該当するCADソフトが無ければ、基本的にデータを確認や変更することは出来ません。
上記の例だとファイル名に「.jwc」が付いていますから、見る人が見れば「ああ、これはJW_CADで扱えるファイルフォーマットだな」と判断できるわけです。
それでは、CADの代表的なフォーマットには、どのような種類があるのかを以下に示します。
01.DWG
AutoCAD / AutoCAD LTシリーズ用ファイルフォーマット。
02.JWW
Jww-CADのファイルフォーマット。
03.JWC
Jw-CADのファイルフォーマット。
04.DXF
AutoDesk社が、各CADソフトのデ-タを受け渡しを目的に作成されたファイルフォーマット。ただし、100%の互換性はありません。
05.DWF
AutoCADにより、Web向けに書き出されたファイルフォーマット。
06.M7
M7のファイルフォーマット。
07.MCD
VectorWorksのファイルフォーマット。
08.DCZ
DynaCADのファイルフォーマット。
09.TCW
TurboCADのファイルフォーマット。
10.ZRD
頭脳Rapidのファイルフォーマット。
だいたい、このあたりのフォーマットを押えておけば大丈夫でしょう。
私などは、通常図面データの受け渡しの際には、出来る限り同一CADでのフォーマットを選択したいのですが、必ず同じCADを相手も持っているとは限りません。
その際には、相互で読み込める形式の「DXF」を選択しますが、100%読み込めるとは限らず、若干の文字化け等が発生してしまいます。だから私はDXFデータと一緒に、PDF書き込み禁止データに変換したモノも送るようにしています。こうすると受信した側が、手持ちのCADで読み込んだ際にPDFデータと比較して、誤変換された部分の修正が行えるからです。